薄毛にはM字型やU字型など様々なものがありますが、つむじから進行する薄毛は「O型ハゲ」と呼ばれ、他の薄毛と比べて隠しにくいことが特徴です。

今回は「つむじ」から薄くなっていくO型ハゲについて、その原因をご紹介します。

O型ハゲの原因とは?

O型ハゲの原因には、主に「頭皮の栄養不足」「脂漏性皮膚炎」「男性型脱毛症」の3つがあります。


頭皮の栄養不足

髪の毛は、血液によって頭皮まで運ばれた栄養を元に作られます。

したがって、頭皮の栄養が不足すると髪の毛の成長が妨げられてしまい、薄毛となってしまうのです。

特につむじの場合、頭頂部という最も血流が届きにくい部位になるので、他の部位よりも薄毛となりやすい傾向にあります。

頭皮の血流悪化の原因には、ストレス、睡眠不足、タバコ、偏った食生活などがあります。


脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは、頭皮の皮脂と常在菌が原因となり炎症を起こしてしまう皮膚病です。

症状が進行すると頭皮環境が悪化し、抜け毛が多くなります。

特徴として、「皮脂でべたつく」「赤みがかっている」「痒みがある」などの症状があります。


男性型脱毛症(AGA)

男性の場合、薄毛の原因として最も多いのが男性型脱毛症(AGA)です。

男性型脱毛症は、男性ホルモンであるテストステロンが髪の毛の寿命を縮め、髪の毛の生え変わりサイクルが早まってしまうことで発症します。

特徴として進行が遅く、確実な治療のためには専門機関に通う必要があります。


O型ハゲの改善方法は?

栄養不足の場合

O型ハゲを治すには、第一に血流を改善し、毛根への栄養をしっかりと確保することが大切です。

そのためには、夜更かしや食べ過ぎ、喫煙を避け、アルコールも必要最小限に抑えましょう。

また、血流の促進にはスポーツなどで身体を動かすことも効果的です。

運動はストレスの解消にも繋がりますので、総合的にハゲ予防効果が期待できます。


脂漏性皮膚炎の場合

脂漏性皮膚炎の場合は、医療機関を受診して適切な指示を受けることが大切です。

市販のクリームでの対策は、炎症の悪化など逆効果となる恐れがありますので、注意しましょう。


男性型脱毛症の場合

生活習慣を見直してもハゲが進行する場合は、男性型脱毛症の疑いがあります。

その場合は、フィナステリド等を用いた治療が必要です。

脂漏性皮膚炎と同じく専門機関の受診が改善への近道となります。

対応のよいAGAクリニックを探し、受診するようにしましょう。


まとめ

O型ハゲと一口に言っても、その原因は人によって様々です。

ハゲが進行してきたからと言って焦らずに、原因をしっかりと見極めて対処することがO型ハゲを改善する近道となるでしょう。

O型ハゲにお悩みの方が本記事を読み、自分の症状にあった原因を見つけていただければ幸いです。