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万能オイルとしてスキンケアやヘアケアに人気のホホバオイルですが、薄毛対策にも効果があります

ここではホホバオイルの薄毛への効果、効果的な使用方法、注意点について見ていきたいと思います。


ホホバオイルの育毛効果

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近年では生活習慣やストレスが原因で薄毛に悩む人が増え続けています。

お手軽に手に入れることができるホホバオイルは、実は育毛にも効果を発揮します。


5αリダクターゼの働きを抑える

そもそも、薄毛の主な原因となっているAGA(男性型脱毛症)を引き起こすのが「5αリダクターゼ」という物質です。

5αリダクターゼは、男性ホルモンの一種であるテストステロンを薄毛の原因物質に変換する性質があります。

そして、最近になってホホバオイルはこの5αリダクターゼの働きを抑える効果があることが分かりました。


ホホバオイルに含まれるトコフェロールが頭皮の雑菌繁殖や老化を抑える

更に、ホホバオイルには天然のビタミンEである「トコフェロール」が多く含まれています。

トコフェロールは頭皮の雑菌繁殖や老化を抑える効果があります。


フケの予防効果

ホホバオイルはフケの予防にも効果があります。

フケが発生すると毛穴を詰まらせて頭皮の血行不良につながります。

そうすると髪の毛に栄養素を送る頭皮の毛細血管も働きが悪くなり、髪が健康に育たなくなります。フケの予防は育毛と深い関係があるのです。

フケには、頭皮を保護する皮脂が過剰に分泌されてそこに癜風(でんぷう)菌が繁殖してできるやや粘り気のある「脂性フケ」と、頭皮の皮脂が不足して乾燥することで頭皮が傷むと発生する「乾性フケ」があります。

ホホバオイルは皮脂の過剰分泌・不足をどちらも解消してくれますので、両方のフケ対策が一度にできます。

通常のオイル類ですと時間経過で固まる性質がありますが、ホホバオイルは固まりませんので頭皮の毛穴を塞いでしまう心配も全くありません。


頭皮の保湿

ホホバオイルは性質が人間の皮脂とよく似ているので、頭皮に塗布すると自然に体へ浸透して頭皮を保湿してくれます。

髪をコーティングして傷みを防ぎ保護する効果もあります。

傷んでしまった髪は育毛の大敵ですので、是非積極的に使用して育毛を促進していきましょう。

ただ稀に肌に合わない場合がありますので、いきなり大量に使うようなことはせずに、頭皮以外のどこか目立たない箇所に少量塗ってみて適性をテストしてみると良いでしょう。


ホホバオイルで薄毛対策する方法

薄毛の対策に良いとされるホホバオイルですが、その特長や使い方をよく知った上で活用していきましょう。

ホホバオイルとは、ホホバという植物の種子を搾って得られる油のことで、最も酸化しにくい油だと言われています。

天然のビタミンEであるトコフェロールが多く含まれており、人の肌に塗布すると雑菌の繁殖を防いだり、老化の原因になる活性酸素を抑える効果があります。

薄毛には、頭皮で過剰に分泌された皮脂が原因で増えてしまった雑菌や、皮膚の老化が大きな影響を与えますので、ホホバオイルの効果がとても相性抜群です。

また、ホホバオイルは構造が人間の皮脂とよく似ているので、頭皮に塗布すると自然に体へ浸透していってくれます。更には肌を保湿する効果もあります。

時間が経っても固まりにくい性質なので頭皮に固着して毛穴を塞ぐこともありませんし、頭皮にとって良いことづくめなホホバオイルですが、一体どのように使うことで薄毛対策に効果を発揮するのでしょうか。


シャンプー時に頭皮に塗る

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毎日のシャンプー時に頭皮に直接塗布するのがベストです。頭皮を清潔にするタイミングで一緒に使用することで、効果を最大限に発揮します。

具体的な方法は以下の通りです。

(1)シャンプーの前に、頭皮の全体にホホバオイルを満遍なく塗布して、指の腹で全体を軽く揉むようにマッサージをします。

(2)暖かくした部屋や浴室内でそのまま15分程待機して、頭皮の皮脂や汚れが浮いてくるのを待ちます。蒸しタオルを頭に巻くとより良いでしょう。

(3)お湯で洗い流し、その後いつものようにシャンプーします。

(4)髪や頭皮をしっかり乾かしたら、少量のホホバオイルを手で伸ばしながら頭皮に塗布し、(1)と同じようにマッサージします。

シャンプーは低刺激で、頭皮の保護等の効果が少ないものを選びましょう。せっかくのホホバオイルの成分が十分に浸透しなくなる可能性があります。

また、(4)は体質によっては不要な場合もあります。一度ごく少量で試してみて、フケが増えたり痒みが出てくるようだと余分ですので、控えておきましょう。


ホホバオイルで薄毛対策する際の注意点、デメリット

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ホホバオイルは頭皮に良いとされていますが、使い方を間違えてしまうと薄毛の対策にならないどころか、頭皮にとってマイナスになる可能性もあります。

注意点やデメリットをよく知ってから使用しましょう。


ホホバオイルを塗ったまま放置しない

ホホバオイルには頭皮や毛穴の皮脂を取り除く働きがありますが、取り除いた後そのままにしておくと頭皮が「皮脂が足りない!」と判断してしまい、余分に皮脂が分泌されてしまいます

ですから皮脂を取り除いた後は、なるべく早急にもう一度ホホバオイルを頭皮に塗布しましょう。

この際は大量に塗るようなことはせず、適量を指でマッサージするように塗ると効果が高いです。


育毛剤と同時に使わない

また、ホホバオイルには頭皮の表面を保護する効果がありますので、育毛剤を同時に使ってしまうと育毛剤の有効成分が頭皮に全く浸透しないまま流れ落ちてしまいます

まずホホバオイルで頭皮や毛穴の皮脂を取り除いて、そこに育毛剤を使い、最後に適量のホホバオイルで頭皮を保護する、といった順番で使用するのが最も効果的です。


常温で保存する

保存方法にも注意が必要です。ホホバオイルは、おおよそ10℃以下になると固まってきてしまいます。

熱を加えれば元通り使えますが、手間もかかりますので常温で保存すると良いでしょう。


開封してから1年以内に使い切る

いくら酸化しにくいからと言って、開封してから何年もかけて使うのも望ましくありません。9ヵ月~1年以内を目処に使い切るべきです。

長期間使っていたり、何かが混ざってしまった場合はカビにも要注意です。

気付かずにそのまま使ってしまうと体に悪影響ですから、使用前は状態をきちんと確認する癖をつけましょう。


小さな子供の手の届かない場所に置くこと

もちろん食用油ではありませんから、小さい子供の手の届く範囲には置かないようにしてください。

誤って飲んでしまうと、人間が消化できない種類の油ですのでひどい下痢になります。少量口に含んだ程度でしたら大丈夫です。


初めて使う時はパッチテストを

ホホバオイルは低刺激で肌に優しいとされていますが、中には肌に合わない方もいます

初めて使う場合は、肌の目立たないところで少量だけ試してみるようにしましょう。


まとめ

ホホバオイルと薄毛について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • ホホバオイルは頭皮環境を整えてくれる
  • シャンプー時に頭皮に塗るのが効果的
  • 使う前にパッチテストをすること

ホホバオイルにはAGAの原因になるホルモンの抑制や頭皮を整えてくれる効果など、さまざまな方向から薄毛に効果的であることがわかりました。

オイルでのヘアケアが注目されるようになって、ホホバオイルもより気軽に入手できるようになりました。

ぜひヘアケア、頭皮ケア、薄毛ケアの為に一度ホホバオイルを試してみてください。