ヘアメディカルの血液検査の内容、頻度、料金

AGA治療には、医学的に抜け毛防止や発毛効果が証明されている治療薬が用いられます

しかし医薬品ですので、副作用が出る恐れもあります。

そのためAGA治療を受けたくても健康状態が悪い場合は治療薬は処方されませんし、治療中に健康状態が悪化したら中断されます。

健康状態を詳しく調べる方法が「血液検査」です。

そこでここでは、ヘアメディカルで行われている血液検査の内容や頻度、料金、また検査で引っかかるケースと対策について解説していきます。


ヘアメディカルの血液検査の内容、頻度、料金

ヘアメディカルの血液検査の内容、頻度と料金について

ヘアメディカルの血液検査の内容、頻度と料金について

ヘアメディカルの血液検査は、AGA治療薬が体に悪影響を及ぼさないかチェックするために治療前に行われます

また6か月ごとにも血液検査が行われます。

検査費用は初回の検査が5,000円、治療中の検査は3,000円です。

まず治療前には、これからAGA治療薬を服用し続けて健康上問題はないか確認するために血液検査が行われます。

この時、健康状態を示す各数値に異常がないか診られます。

また男性ホルモンの数値も確認されます。

AGAは男性ホルモンの影響を受けるため、ホルモン数値を診ることで治療薬の処方に活かすことができます。

6か月ごとに行われる血液検査でも、各数値に異常がないかが診られます。

なお検査が行われるのは、アドバンスト発毛治療を選択した場合のみです。

単剤処方治療では検査は実施されません。


オプション検査について

ヘアメディカルでは、血液検査の他に希望者のみ受けることができる3種類のオプション検査があります。

これらの検査を受けることで、より効果的なAGA治療ができます。

オプション検査には、AGAリスク遺伝子検査とアンドロゲンレセプター遺伝子検査、ミネラル検査があります。


AGAリスク遺伝子検査

AGAリスク遺伝子検査ではAGA関連遺伝子発現量が測定されます。

AGA関連遺伝子発現量がわかると、どの物質がAGAを進行させているか判断することができます。

AGAの原因には酵素の一種、5αリダクターゼが深く関わっています。

5αリダクターゼには1型と2型があり、1型はデュタステリドでしかブロックできません。

そのため、抜け毛を止める治療薬はフィナステリドとデュタステリドのどちらがより効果的かが検査でわかります。


アンドロゲンレセプター遺伝子検査

アンドロゲンレセプター遺伝子検査では、毛根が男性ホルモンにどれだけ影響を受けやすいか調べることができます。

薄毛の原因には男性ホルモンや遺伝、ストレス、加齢など色々な要素があります。

その中で男性ホルモンは、AGAに大きく関わっています。

男性ホルモンの影響を受けやすいと薄毛が進行しやすくなるため、男性ホルモンの分泌量を抑えるなどの処置が取られます。


ミネラル検査

ミネラル検査では、体内のミネラルバランスを調べることができます。

ミネラルは体が活動するために重要な成分です。

ミネラルバランスが崩れていると、抜け毛が増える恐れがあります。

偏った食生活や不摂生が続くと、ミネラルバランスが崩れやすくなります。

その場合、処方薬にミネラルが加えられ、また食生活を改善するように生活指導が行われます。


ヘアメディカルの血液検査で引っかかるケースと対策

ヘアメディカルの血液検査で引っかかるケース

ヘアメディカルの血液検査で引っかかるケース

ヘアメディカルの血液検査で引っかかるケースは、内臓の機能に異常が見られた場合です。

血液検査では、特に肝機能に関して注意深く診られます

AGA治療に用いられるフィナステリドやザガーロには、肝機能を低下させる副作用があるためです。

治療前の検査で肝機能の数値が悪ければ、治療が行われないことがあります。

病気の可能性がある場合は別の医療機関で精密検査を受け、治療を行う必要があります。


血液検査の必要性

初回の血液検査で異常がなければAGA治療薬が処方されます。

治療開始後は6か月ごとに血液検査が行われますが、その際も数値に異常がないかチェックされます。

もしAGA治療薬の服用が原因で肝機能の低下が確認された場合、治療が中断されることもあります。

患者がAGA治療薬の副作用が出やすい体質ならば、別の治療薬に替えるなどの対策が取られます。

デュタステリドが主成分のザガーロカプセルは、フィナステリドが主成分のフィナステリド錠やプロペシアよりもAGAを止める効果が高い反面、副作用が出やすいデメリットもあります。

ザガーロカプセルを服用し続けて肝機能の数値が悪くなった場合、フィナステリド錠やプロペシアに切り替えることもあります。


生活習慣における肝機能低下

生活習慣における肝機能低下

肝機能低下の原因が生活習慣にある場合もあります

暴飲暴食やアルコールの摂り過ぎ、タバコの吸い過ぎ、ダイエット、睡眠不足などです。


暴飲暴食

暴飲暴食は肥満やメタボの原因になります。

肥満が進むと、皮下脂肪だけでなく内臓脂肪や肝臓などにも脂肪が溜まります。

特に肝臓に脂肪が蓄積すると脂肪肝になり、肝機能の数値が悪くなります。

暴飲暴食をする習慣をやめ、毎日栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。


アルコール摂取

過度なアルコール摂取も肝機能を悪くする原因になります。

休肝日を設定したり飲む量を減らすなどの対策が必要です。


喫煙

タバコを吸うとアセトアルデヒドが発生し、肝臓の組織を傷つけてしまいます

そのため過度な喫煙はせず、できれば髪の成長のためにも禁煙することが得策です。


ダイエット

食事量を減らすダイエットでは、摂取する栄養バランスが大切です。

脂質や糖質の摂取を減らすことでダイエットになりますが、タンパク質を減らしてしまうと逆効果になります。

タンパク質は肝臓の働きに欠かせない栄養素です。

そのタンパク質の摂取量が減ってしまうと肝臓は脂肪を溜め込んで、脂肪肝になる危険性が高くなってしまいます。

そのため過度なダイエットはせずに、バランスの良い食事と運動でダイエットを行うことが大切です。


睡眠不足やストレス

睡眠不足やストレスが原因で血管が収縮することがあります。

血管が収縮すると血圧が上昇して肝臓に大きな負担をかけてしまいます。

睡眠の質を上げるために自分に合った寝具を使ったり、寝る前にはスマホなどの画面を見ないなどの対策を取ることが大切です。

またストレスが溜まらないようにスポーツや趣味に打ち込む時間を作ることも重要です。


その他の原因

AGA治療薬を服用しておらず、生活習慣の改善でも肝機能の数値が改善しない場合は何らかの病気の可能性があります。

黄疸や食欲不振、吐き気、慢性的な倦怠感などを感じたら医療機関を受診することをおすすめします。


まとめ

ヘアメディカルの血液検査の内容、頻度、料金のまとめ

ヘアメディカルの血液検査の内容や頻度、料金、また検査で引っかかるケースについて見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 血液検査では健康状態や男性ホルモンについて調べられる
  • 血液検査の料金は初回5,000円、治療開始後は6か月ごとに行われ1回3,000円
  • 肝臓に異常が見られた場合は治療できない、また治療が中断される

AGA治療薬は医薬品ですので、副作用が出る恐れがあります。

ヘアメディカルでは患者の安全性を考えて、治療前だけでなく治療中も6か月ごとに血液検査が行われています。

初診時に治療薬が処方されるクリニックは多いですが、ヘアメディカルでは血液検査の結果が出る一週間後以降にはじめて治療薬が処方されます。

AGA治療薬は肝機能を低下させる副作用がありますが、生活習慣によっても肝臓は悪くなります。

そのためヘアメディカルでは、食事指導や生活指導にも力を入れています

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