薄毛の飲み薬には、フィナステリドやミノキシジルタブレットがあります。

ここでは飲み薬タイプの薄毛治療薬の効果的な飲み方やタイミング、注意点について見ていきたいと思います。


飲み薬の薄毛治療薬の効果的な飲み方、時間

フィナステリド錠の飲み方

AGAの進行を阻害するプロペシアやファイザーなどのフィナステリド錠は、1日に1錠を目安に飲むようにしましょう。

もちろん、フィナステリドの含有量によっても変わりますが、一般的な1mg程度の錠剤であれば上記の摂取量で充分です。

また、タイミングは24時間ごとに1回飲むと効果的です。朝・昼・晩のどの時間帯でも効果は変わらないので、1日のうちに服用する時間をあらかじめ決めておきましょう。


フィナステリド服用時の注意点

フィナステリド錠を服用する際の注意点は、錠剤を割って飲まないことです。

フィナステリド錠を分割してしまうと成分が空気中に飛散してしまって、AGA治療の成分が充分に摂取できない恐れがあります。

また、フィナステリドを妊娠中の女性が摂取することは非常に危険です。

フィナステリドの効果によって妊婦のジヒドロテストステロンが減少すると、胎児が充分に成長できない可能性があるからです。

フィナステリドは皮膚からも摂取されてしまうので、粉末状になった少量のフィナステリドであっても危険です。

妊婦のいる家庭では絶対にフィナステリド錠を分割しないようにしましょう。


ミノキシジルタブレットの飲み方

フィナステリドと同様に、1日1錠の服用が基本です。

ミノキシジルも24時間ごとに摂取することで育毛効果を発揮しやすくなるので、飲む時間帯を決めておきましょう。


ミノキシジルタブレットの注意点

ミノキシジルタブレットの注意点は、高血圧治療薬との併用はできない点です。

ミノキシジルは元々高血圧治療薬として開発されたもので、血管を拡張して血圧を下げる効果があります。

そのため、高血圧治療薬と併用してしまうと血圧が下がりすぎてしまう危険性があります。

また、元々低血圧体質の方もさらに血圧を下げてしまう可能性があるので、服用の際は充分に注意しましょう。

一般的なミノキシジルタブレットのミノキシジル含有量は2.5mg~5.0mgですが、2.5mgでも充分な効果が期待できます。

低血圧の副作用も考えられるので、初めて飲む際は少な目の2.5mgから始めてみると良いでしょう。


まとめ

飲み薬の薄毛治療薬について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • フィナステリド錠は1日1錠を割らずに服用すること
  • ミノキシジルタブレットも1日1錠で血圧の下がりすぎに注意
  • どちらも毎日飲む時間帯を決めて24時間おきに服用

それぞれの飲み薬の期待できる効果注意点をしっかり把握して使用するようにしましょう。

フィナステリドは妊婦さんの近くで割ったりしないこと、ミノキシジルは血圧を下げる薬と併用しないことなど、かなり重要なポイントになりますので必ず確認してください。