ごま油には、薄毛対策で重要なポイントである血行の促進、代謝アップ、ホルモンバランスを整えるなどの効果があり、薄毛対策に欠かせないアイテムのひとつです。
ここでは、そんなごま油の成分について、薄毛に効果的な使い方、そして注意点について見ていきたいと思います。
ごま油に含まれるゴマリグナンは薄毛対策に効果的
ごま油はその独特の風味と香りで人気がありますが、特徴はそれだけではありません。
ごまの脂質は不飽和脂肪酸である「リノール酸」や「オレイン酸」なので、血中のコレステロール値を下げたり、悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。
普通、食用油の多くは酸素や日光の影響を受けやすく、劣化のスピードが速いです。
ごま油に含まれる「ゴマリグナン」という成分は、高い抗酸化作用があり日光や酸素にも強いため、フレッシュな鮮度のまま使い続けることが可能なのです。
さらにこのゴマリグナンはホルモンバランスを整えたり、血行促進や代謝アップなどの効果もあるため、ごま油は薄毛対策には欠かせないアイテムです。
アーユルヴェーダでもお墨付きの効果
インドを中心とした伝承医学の「アーユルヴェーダ」では、髪の毛を健康にするためにごま油が多用されます。
有名な方法ではオイルプリンティングと呼ばれる、ごま油を使ったうがいがあります。
白ごま油を口に含み、10秒から10分ほどブクブクとうがいをすることで、老廃物の排出を促し、ごま油の栄養を吸収することができます。
口内のトラブルの予防、白髪の減少や髪の毛を丈夫にする作用があるそうです。
さらにごま油は口にするだけでなく、頭皮マッサージに使用しても効果的だそうです。
浸透しやすい性質のごま油は、頭皮に直接栄養を与えるのにぴったりです。
大さじ1杯ほどのごま油を手のひらで温めたら、指の腹を使って頭皮に揉み込みます。
その後ホットタオルで頭部を温めた後、いつも通りにシャンプーして完了です。
高いデトックス効果と、血行促進効果が得られます。
ごま油をヘアケアに使うリスク
ごま油はもちろんごまが原料なので、アレルギーのある人は症状が出る危険性があります。
また頭皮にかさぶたや怪我がある人は、刺激になるため返って悪影響になるかもしれないので使用を控えましょう。
また、頭皮や髪の毛に多量を塗って放置するのも、逆効果なので自分にあった方法で使うようにしてください。
まとめ
ごま油と薄毛の関係について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ごま油に含まれるゴマリグナンには、ホルモンバランスを整え血行を促進し代謝を上げる効果がある。
- インドのアーユルヴェーダでは、うがいや頭皮マッサージなどにごま油が多用されている。
- アレルギーのある人や、頭皮に怪我がある人は使用を控えること。
ごま油といえば中華料理の炒め物というようなイメージで、頭皮マッサージやうがいにも使われることはあまり知られていないのではないでしょうか。
ごま油は香りが強いものと、香りのないものなどさまざまな種類がありますので、食用とマッサージ用に最適な油を見つけてぜひ使ってみてください。