美容に良いイメージのプラセンタですが、健康を保つためのあらゆる栄養素がたっぷり含まれており薄毛対策にも効果があります。
ここではプラセンタの薄毛への効果と、気になる副作用や過剰摂取によるリスク、効率的にプラセンタを摂取する方法について見ていきたいと思います。
薄毛対策にプラセンタを摂取することで期待される効果
「プラセンタ」は女性の方には馴染み深いフレーズですが、そもそもプラセンタとは胎盤を意味する単語です。
胎内の子供の健康を支えるために存在する胎盤には、様々な栄養が豊富に含まれているため、美容や健康に欠かせない成分の一つです。
有名な美肌効果だけでなくアトピー性皮膚炎や、花粉症などのアレルギー症状の改善、滋養強壮などに効果があるとされています。
その他にも強く丈夫な毛髪と頭皮を作るために大切なコラーゲンの生成や、抗酸化作用によるアンチエイジング効果で、若々しい細胞を保つ事が可能です。
それらの成分が薄毛対策に有効なので、男性にもプラセンタが注目されているそうです。
薄毛改善への効果
プラセンタには成長因子と呼ばれる成分が含まれています。
成長因子は成長ホルモンに良く似た動きをして、細胞分裂や代謝を活発にする効果があります。
さらにプラセンタには血行促進効果や、活性酸素を抑制する抗酸化作用もあり、髪の毛が育ちやすい土壌を作る事ができます。
それに加えてホルモンバランスを正常に保つ効果もあるので、AGA(男性型脱毛症)の原因になる男性ホルモンの過剰分泌を抑えられます。
すでにAGA専門クリニックの治療にも取り入れられており、サプリメントの処方の他にも直接頭皮に注入するメソセラピーや、HARG療法などで利用されています。
薬品だけの治療よりも、安全で効果が高いと人気の方法です。
女性には特に効果的
プラセンタはAGA(男性型脱毛症)の治療にも用いられますが、女性には特におすすめの成分です。
偏ったホルモンバランスを整える効果があるので、FAGA(女性の男性型脱毛症)にも高い効果が得られます。
さらに分け目や生え際から薄くなってくる瀰漫(びまん)性脱毛症や、産後の一時的な脱毛症改善の為の栄養補給ができます。
プラセンタは基本的に安全な健康食品のため、妊娠中や授乳中でもサプリメントやドリンクを摂取しても問題ないとされています。
ですが医師によっては、妊娠中には体内に余計なものを入れない方が良いと考える人もいるので、体質やその時のコンディションと相談しながら利用するのが良いでしょう。
プラセンタの副作用と過剰摂取した時のリスク
注射で肌が荒れるリスクも
AGA(男性型脱毛症)の専門外来では、プラセンタを直接注入するメソセラピー療法が人気です。
ですがプラセンタは血行促進効果が高いため、人によっては頭皮が荒れたり赤くなるケースがあるようです。
さらに極まれにですが、アレルギー症状が出る場合もあるので、肌が弱い人はプラセンタを使う前に目立たない箇所でパッチテストをすると良いでしょう。
プラセンタにホルモンバランスを変化させる作用があることや、ウイルス感染の予防的観点の影響から、プラセンタ注射を一度でもしたことがある人は献血ができません。
治療の前には、それらのリスクもあることを念頭に置いておくことも大切です。
軟便や気持ち悪くなる場合も
プラセンタは栄養が豊富に含まれていて効果が高いのですが、その分合わない人には体調不良などの症状が出ることがあります。
気持ち悪くなったりめまいがしたり、人によっては軟便や下痢などの症状が出るようです。
ただこれらのデータは、必ずしもプラセンタの危険性を立証するものではありません。
コーヒーを飲むと胃が気持ち悪くなる人が一定数いることや、普通の食品でもアレルギーが出る人がいるのと同じことです。
ただプラセンタを静脈に注入した実験で、血圧の低下や肝機能障害の可能性が報告された点は注意しておきたい点です。
現在他の病気で通院していたり薬を飲んでいる人は、念のためかかりつけの医師に相談してからの使用がおすすめです。
女性は特に過剰摂取に注意
プラセンタにはホルモンバランスを正常に保つ働きがあります。
そのため、月経不順や更年期障害の改善が期待できますが、人によっては逆効果になるケースもあります。
これまで順調だった排卵や生理のリズムが狂ったり、月経時の出血が増える場合もあるようです。
薄毛対策だけでなく美容や健康の面でも効果的で女性に人気のプラセンタですが、時として過剰摂取は逆効果をもたらすようです。
サプリメントやドリンク、注入いずれの方法でも、効果を急ぐために短期間に大量摂取すると体に負担がかかります。
特に今までプラセンタを使ったことのない人は、少量ずつ試す方が良いでしょう。
薄毛対策で効率的にプラセンタを摂取する方法とサプリ
プラセンタで効率的に薄毛対策
プラセンタには、胎児が健康に育つためのあらゆる栄養素が豊富に含まれています。
血行促進効果やホルモンバランスを整える効果もあるので、薄毛対策にも頻繁に用いられます。
手軽に試せるサプリメントやドリンクなどの食品から、直接頭皮に注入するメソセラピー療法まで方法も様々です。
一番効果を得やすいのは、患部に直接有用成分を注入するメソセラピーやHARG療法ですが、保険の効かない自由診察のため一回あたりの費用が高くなってしまいます。
サプリメントは比較的安価で試しやすいのですが、効果が出るまでにある程度時間がかかります。
男性にはあまり知られていないかもしれませんが、皮膚科や美容クリニックでプラセンタを直接体内に取り込める美容点滴と呼ばれる方法もあります。
一回の値段も数千円と気軽に通える価格設定なので、プラセンタを効率的に摂取したい人には男女問わずおすすめの方法です。
市販のおすすめサプリ
プラセンタのサプリメントは数多く販売されています。
サプリメントメーカーや、コスメなどの美容メーカーなど販売元も様々です。
薬局やドラッグストアで買えるおすすめのサプリメントは以下の通りです。
フラコラプラセンタつぶ
多くのモデルや芸能人が愛用していることでも有名な、フラコラのプラセンタ含有サプリメントです。
1日3粒で10,000mgものプラセンタが摂取できるのに、30日分が3,600円で利用できます。
試したことのない人は、15日分が980円で購入できます。
DHC プラセンタ
リーズナブルにあらゆるサプリメントが買えるDHCには複数のプラセンタサプリがあります。
スタンダードなカプセルタイプの製品は1日3粒で3,600mgのプラセンタが摂取できます。
30日分で1,191円と安いので続けやすく、初めて利用する人も買いやすいです。
DHCにはさらにスペシャルな生プラセンタサプリもあり、より上質なサプリメントを飲みたい人におすすめです。
白いカプセル状で1瓶に600粒入っており、1日5粒から20粒の摂取が推奨されています。
価格も8,000円とノーマルな物と比べると高いですが、吸収しやすく効果の出やすい原料を使用しているのでこだわり派にぴったりです。
まとめ
薄毛対策とプラセンタについて見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- プラセンタは男女問わず薄毛対策に効果的
- 肌荒れなどの副作用、過剰摂取によるリスクに注意
- メソセラピーやHARG療法が一番効果を得やすい
胎児が育つためのあらゆる栄養を豊富に含むプラセンタを、サプリなどで気軽に、身体に取り入れられるとはすごい時代です。
直接注入や点滴、サプリメントなどさまざまな摂取方法がありますが、予算と効果のバランスをみて自分に合った方法を見つけてみてください。