女性のAGA（FAGA）の特徴、原因、治療方法

男性の薄毛の悩みはよく耳にしますが、女性の人も密かに薄毛の悩みを持っている人がいると思います。

今回は、女性のAGA（FAGA）の特徴、原因、治療方法について見ていきます。

1 女性のAGA「FAGA」とは
- 1.1 AGAの女性版の症状
- 1.2 AGAとの違い
2 女性のAGAの特徴と原因
3 女性のAGA治療の方法や対応しているクリニック
- 3.1 血行促進する治療法が有効
- 3.2 FAGA治療ができるクリニック
4 まとめ

女性のAGA「FAGA」とは

AGAの女性版の症状

ホルモンが関係する薄毛はAGA(男性型脱毛症)が有名ですが、女性も発症する例があります。

FAGA(FemaleAGA)と呼ばれるもので、特徴は異なりますが症状が現れる原因はAGAと同じです。

血液中の男性ホルモンのテストステロンが頭皮に運ばれると、5αリダクターゼ酵素と結合してジヒドロテストステロンに変化します。

髪の毛を作る毛母細胞にジヒドロテストステロンが進入すると、細胞分裂のスピードが狂って発毛サイクルが乱れてしまいます。

そのため髪の毛が十分に成長しないまま抜け落ちて、薄毛の症状が出ます。

女性の体にも、男性の20分の1程度と微量ながらテストステロンが存在しており、体毛の発育などに影響しています。

女性ホルモンのエストロゲンは毛髪を豊かに育てる働きがあるため、女性がAGAになるケースは多くありません。

しかし加齢やストレス、生活習慣の乱れによってエストロゲンの分泌量が減ると、男性ホルモンの影響が強くなるため女性でもAGAの症状が出る場合があります。

AGAとの違い

AGAになると、まず前頭部から頭頂部にかけて局地的に薄毛の症状が出ますが、FAGAは全体的に髪の毛が薄くなる傾向があります。

まず全体的に髪が細く弱り薄くなり始めたあと、さらに症状が進行すると前頭部から頭頂部が特に薄くなるようです。

AGAとの違いは治療法にもあります。

男性の治療によく用いられるプロペシアやザガーロは、女性が利用すると悪影響があるため服用できません。

FAGAの治療にはホルモンバランスに影響を与えず、血行を良くするミノキシジルなどが有効です。

最近では、FAGA専用の内服育毛剤のパントガールなども発売され、クリニックでも処方されています。

市販の育毛剤でも女性でも使える成分の物が増え、薬局やドラッグストアで手軽に買うことができます。

女性ホルモンは40代あたりから減少しますが、早い人だと30代半ばから分泌量が減る場合もあるため、成人を迎えた女性は年齢に関係なく早めの対策が必要です。

女性のAGAの特徴と原因

FAGAと呼ばれる脱毛症

男性がジヒドロテストステロンの影響で薄毛になるAGAがあるように、同様の症状が女性にも発症する可能性があります。

Female Androgenetic Alopeciの頭文字をとってFAGAと呼ばれ、日本国内だけでも600万人の女性がこの症状に悩んでいると言われています。

一般的に女性は薄毛になりにくいとされていますが、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ることで髪の毛が減っていきます。

毎日同じ髪型や分け目をすることで起こる瀰漫（びまん）性脱毛症とも似ていますが、生理不順や急激なダイエットや偏った食生活を送っていたり、経口避妊薬を服用していて薄毛に悩んでいる人はFAGAの可能性があります。

症状のパターン

AGAの症状進行チャートで有名なハミルトン・ノーウッド分類のように、FAGAにも目安となる症状進行度をチャート化したルードヴィヒ分類が用いられています。

1型と2型は前頭部から頭頂部にかけて全体的に薄くなった状態で、FAGAの主な症状です。

3型はAGAに似ており、正面から脱毛の範囲が拡大して症状が進行した状態です。

4型は髪の毛を作る毛包細胞が破壊されてしまい、髪の毛が生えなくなった状態です。
瘢痕（はんこん）性脱毛症とも呼ばれています。

5型はかなり症状が進行した状態で、薬剤やホルモンバランス異常の影響でほぼ完全な脱毛症です。

女性ホルモンの減少が原因

女性ホルモンのエストロゲンは、元々髪の毛を豊かにしたり肌をきれいにしたりする働きがあります。

しかし、年齢を重ねることで卵巣の働きが活発ではなくなり、それに従いエストロゲンの分泌量も減少します。

女性にもわずかながら男性ホルモンのテストステロンが存在しているため、エストロゲンの減少が進むと体内のホルモンバランスが乱れて、テストステロンの影響が強くなってしまいます。

40代以降から女性ホルモンの減少が始まる場合が多く、人によっては30代ごろからでも始まるケースもあります。

若い女性でも無理なダイエットやストレスが原因でFAGAになることも報告されているため、規則正しい健康的な生活を送ることが大切です。

女性のAGA治療の方法や対応しているクリニック

血行促進する治療法が有効

FAGAはAGAと同じメカニズムで発症しますが、治療法は少し異なります。

AGA治療薬で広く知られているプロペシアなどの抗アンドロゲン薬は、女性の服用は禁じられているだけでなく、経皮吸収するため直接触ることも制限されています。

特に妊婦の体内にプロペシアが取り込まれると、胎児の生殖器の発育に影響を及ぼすと言われています。

したがって女性がFAGAの治療をするためにはそれ以外の医薬品を用いることが必要です。

血行を良くするミノキシジルが人気で外用薬で頭皮に塗布したり、体内に取り入れる内服薬などから目的や体質に応じて選べます。

現在はパントガールと呼ばれる女性向けの治療薬も登場し、こちらもとても人気があります。

FAGA治療ができるクリニック

ヘアメディカル　ビューティーは東京、名古屋、大阪、福岡に展開している発毛治療を行うクリニックで17年もの確かな実績を持つ専門外来です。

女性の頭髪専門外来のため、他人の目を気にせずに通うことができます。

最先端の発毛治療を提供するために、有名な大学病院の数々と提携して研究と開発を進めており、分かりやすい価格でハイクオリティな治療を受けられます。

カウンセリングを親身に対応してくれ、治療にかかるコストは高くても1か月に32,000円以下に抑えることができるため、初めて行く人も安心して通える工夫がなされています。

東京ビューティークリニックではAGA治療で有名なAGAスキンクリニックの治療技術を導入しており、高い発毛実感率が得られると人気を集めています。

処方される医薬品は独自の配合で作られたクリニックオリジナルのもので、有効成分を頭皮に直接注入するFAGAメソセラピーも合わせた高品質の治療法が試せます。

院内はホテルのようにきれいで、受付スタッフも女性なので安心です。

カウンセリングもマイクロスコープを使った本格的なもので、自分の今の症状が目に見えて分かります。

そのため初めて発毛治療に行く人から本格的な治療を受けたい人まで幅広くおすすめできるクリニックです。

お得なキャンペーンやモニター募集なども定期的に行われているため、気になる人は公式サイトをチェックするのをおすすめします。

まとめ

女性のAGA「FAGA」について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

女性の薄毛はFAGA(FemaleAGA)と呼ばれ、原因はAGAと同じ
加齢やストレス、生活習慣の乱れなどの影響で女性でもAGAの症状が出る場合がある
FAGAの主な症状は前頭部から頭頂部にかけて全体的に薄くなる

女性でも薄毛の症状に悩んでいる人は少ないながらも存在します。

クリニックで適切な治療を行うことで、進行を遅らせたり、症状を改善することもできますので、思い切ってクリニックに通院してみることをおすすめします。