薄毛 プール

揚げ物など油を使ったメニューは満足感があって人気がありますが、油っぽいものを食べ過ぎてしまうことが薄毛を悪化させていることはあまり知られていないのではないでしょうか。

ここでは、油の多い食事が薄毛の原因になる理由と、油は油でも、薄毛に良い油について、その効果と注意点についてお伝えします。


なぜ油っぽい食事が薄毛の原因になるのか

油の多い食事は皮脂を過剰に分泌するから

揚げ物等の油を大量に使用した食べ物は、食べ過ぎることで薄毛の原因となります。油は脂質そのもので、脂質の多い食べ物は皮脂を過剰に分泌させ、頭皮の状態を悪化させます。

頭皮に分泌された皮脂は、適量であれば頭皮の保護・保湿の役割を果たしますが、多すぎた場合は毛穴を詰まらせて毛根を圧迫、頭皮の血行を悪くして髪の毛の成長を妨げます。


油の多い食事によって皮膚トラブルや肥満になるから

皮膚病を引き起こす

皮脂がダニや皮膚病の菌の住処になることで、薄毛の原因となる様々な皮膚病にかかります。

肥満になる

皮脂による直接的な要因以外にも気を付けるべき事があります。油っぽい、カロリーの高い食事を続けるとどうしても肥満になりがちです。

肥満になると、体内の中性脂肪が増え、血がドロドロになってしまい頭皮の血行が更に悪くなります。ホルモンバランスも悪化し、抜け毛の増加に繋がります。


薄毛に良いとされている油もある


このように油は薄毛の大敵ですが、中には薄毛対策に良いとされている油があります。それは「亜麻仁(アマニ)油」です。


亜麻仁油の効果

亜麻仁油には「オメガ3脂肪酸」という成分が多く含まれており、細胞膜を柔らかくする働きをします。

血管も細胞で構成されていますから、細胞膜が柔らかくなることによって血管が拡張されて血流の改善になります。そして頭皮の血行が良くなり薄毛対策になるのです。


亜麻仁油を摂る時の摂り方と注意点

ここで気を付けないといけないのは、オメガ3脂肪酸は熱に弱く、加熱すると一気に効果が無くなってしまう点です。

亜麻仁油は1日におおさじスプーン1~2杯分が適量とされています。飲み物と混ぜたりサラダ等に後からかけたりと、摂り方を工夫してください。

また、髪の毛に直接塗る、亜麻仁油で頭皮をマッサージするのも効果があります。消費量が増えますので余裕のある方は試してみてはいかがでしょうか。

1日に摂取すべき脂質の量は成人男性でおよそ45~55g程です。食べ物に含まれる脂質がどれぐらいなのかをよく理解・確認した上で、亜麻仁油をうまく活用し、適切な食事バランスで薄毛を予防しましょう。


まとめ

油っぽい食事が薄毛の原因になる理由と、薄毛に良い油について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 油の多い食事は、頭皮の皮脂を過剰に分泌させる原因になる
  • 皮脂が過剰に分泌されると、皮膚病や肥満の原因になる
  • 亜麻仁油に含まれる「オメガ3脂肪酸」は頭皮の血行を促進する

油の多い食事は美味しくてつい食べ過ぎてしまいがちですが、頭皮のトラブルや肥満を引き起こす原因になることをしっかり頭の中でイメージして、なるべく控えめにしていきたいですね。

普段摂っていた油を少しでも亜麻仁油に切り替えることで、頭皮の状態だけでなく全体的な体調を整えることも期待できます。ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。