現在は通販やドラッグストアでたくさんの育毛シャンプーが売られています。

しかし育毛シャンプーの使用は逆効果になる恐れもあります。

ここでは、育毛シャンプーを使うと逆にハゲると言われる原因と対策について解説していきます。


育毛シャンプーを使うと逆にハゲると言われる原因と対策

育毛シャンプーを使うと逆にハゲると言われる原因と対策には次のようなものがあります。


添加物が配合されている

多くの種類がある育毛シャンプーの中には、刺激の強い添加物が入っているものもあります。

育毛シャンプーには、健康な髪を育成するために有効な成分が配合されています。

しかし、同時に頭皮にダメージを残す添加物も含まれている場合、ハゲる原因になります。

添加物には着色料や香料、シリコンなどがあります


着色料や香料

着色料や香料など添加物には、シャンプーにきれいな色をつけたり髪に香りを残すなどの効果があります。

これらは育毛とは関係のないものです。

さらに、毎日使用することで頭皮にダメージを蓄積させます。

その結果、頭皮のバリア機能が低下して炎症や湿疹が起きやすくなり、薄毛につながります。


シリコン

またシリコンには、泡立ちを良くしたり指通りを滑らかにしたりする効果があります。

しかしデメリットもあります。

シリコンは毛穴に詰まる恐れがあるため、汗や皮脂がスムーズに排出されなくなります

その結果、雑菌が繁殖し、頭皮トラブルが発生しやすくなります。

そのため育毛シャンプーを選ぶ際には、無添加でノンシリコン仕様をおすすめします。

しかし無添加仕様の育毛シャンプーでも、数種類の添加物が含まれていないだけの場合もあります。

どのような添加物が配合されているか、成分表示をよく見ることをおすすめします。


洗浄力が強すぎる

洗浄力が強すぎる場合、添加物と同様に頭皮にダメージを与えるためハゲる危険性があります。

シャンプーに配合される洗浄成分には、洗浄力の強い高級アルコール系や石油系、反対に洗浄力の弱いアミノ酸系などがあります。


高級アルコール系や石油系

高級アルコール系や石油系洗浄成分は、泡立ちが良く皮脂もしっかり落としてくれます。

しかし、頭皮のバリア機能を維持するために必要な皮脂までも取り除いてしまいます。

皮脂がほとんどなくなった頭皮は危険を察知して、より多くの皮脂を分泌します。

その結果、皮脂が過剰の状態になり、炎症やフケなどの頭皮トラブルを発生させて抜け毛を促してしまいます。


アミノ酸系

一方アミノ酸系洗浄成分は、泡立ちは良くないですが皮脂をほどほどに落としてくれます。

頭皮へのダメージも少ないです。

そのため、アミノ酸系洗浄成分が配合された育毛シャンプーを選ぶことをおすすめします。

アミノ酸系洗浄成分には、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウムやココイルアラニンナトリウムなどがあります。

洗いすぎにも注意が必要です。

洗浄力が弱い成分でも、1日に2~3回シャンプーすると皮脂を落としすぎる恐れがあるためです。

脂性肌で皮脂が気になる場合は、夜にシャンプーして朝はお湯だけで洗うなど工夫することをおすすめします。


頭皮のシャンプー剤を落としきれていない

育毛シャンプーを使用してもシャンプー剤が落としきれていない場合、有効成分による効果が半減するだけでなくハゲる原因になります。

シャンプー剤が頭皮、特に毛穴の中に残っていると、雑菌が繁殖して頭皮環境が悪化します。

そのため、シャンプーはしっかり落とす必要があります。

シャンプーが頭皮に残らないようにするためには、正しい方法で髪を洗うことが大切です。

ポイントはシャンプーの泡立て方とすすぎです。


泡立て方

まずシャンプーは必ず手の平に取って、泡立ててから髪につけることが重要です。

時間を短縮するため、シャンプーを直接髪につけたり、手の平に取ってもほとんど泡立てずに髪につけるかたは少なくありません。

泡立てずに頭皮につけるとシャンプーが毛穴に入り込むため、すすぎで落としきれなくなることがあります。

泡立てにくい場合は、お湯を少しシャンプーに加えると泡立てやすくなります


すすぎ

次に、すすぎはシャンプーが頭皮に残らないように時間をかけてしっかり行うことが大切です。

シャワーのお湯を頭皮に当てながら、指で揉み込むようにすすぎます

そうすることで、毛穴に入り込んでいるシャンプー剤をしっかり落とすことができます。


まとめ

育毛シャンプーを使うと逆にハゲると言われる原因と対策について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 添加物が多く配合されている育毛シャンプーを使うと、頭皮にダメージが蓄積されて頭皮環境が悪化しハゲる恐れがある
  • 洗浄力が強すぎる成分が配合された育毛シャンプーを使うと、皮脂を取り除きすぎて肌バリア機能が低下する危険性がある
  • 頭皮のシャンプー剤を落としきれていないと、雑菌が繁殖することで抜け毛につながることがある

育毛シャンプーの目的は頭皮環境を整備して、育毛に最適な状態にすることです。

しかし育毛シャンプーの中には、無添加をうたっていても添加物が多く入っているものがあるため注意が必要です。

添加物や高級アルコール系洗浄成分は頭皮にダメージを残して、ハゲる原因になります。

そのため無添加ノンシリコン仕様で、アミノ酸系の洗浄成分が使われている育毛シャンプーがおすすめです。