ヘアカラーで髪の色を変えている人は多いですが、ヘアカラーが薄毛に影響することはあるのでしょうか。
ヘアカラーと薄毛の関係について考えて見ていきます。
そこで今回は、ヘアカラーが薄毛に与える影響や対策についてご紹介したいと思います。
ヘアカラーが薄毛に与える影響
ヘアカラーで薄毛になる理由
髪へのダメージが大きい
ヘアカラーは髪に着色するための薬剤です。
キューティクルを広げて色素を髪の内部まで浸透させ、変色させるメカニズムになっています。
しかし、キューティクルを広げる作用は髪へのダメージが非常に大きく、髪の毛が弱る原因になります。
また、ヘアカラーの種類によっては髪に色素を浸透させるのではなく、髪の表面に色素を付着させるものもあります。
このタイプは色が剥がれる際にキューティクルも同時に剥がれ落ちてしまうことがあります。
特に、髪の色素を抜くために使うブリーチは通常のヘアカラーよりもダメージが大きいので、注意が必要です。
頭皮へのダメージになる
ヘアカラーの成分は非常に強力であり、頭皮に付着してしまうと肌荒れや炎症の原因となります。
頭皮環境が悪化すると髪が成長しにくくなり、抜け毛も増加します。
また、ヘアカラーの成分が毛穴の詰まりを引き起こすこともあります。
ヘアカラーを使用する際は極力頭皮に付着しないように心がけ、万が一付着してしまった場合はしっかりと洗い流すようにしましょう。
薄毛にならないヘアカラー方法
ヘアカラーの使用間隔は2~3ヶ月程度にする
ヘアカラーを使用する回数が多ければ多いほど、当然髪や頭皮へのダメージも大きくなります。
頭皮のターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)は1ヶ月程度なので、ヘアカラーの使用間隔は最低でも1ヶ月、可能であれば2~3ヶ月を空けるようにしましょう。
自己流ではなく、美容室でカラーリングする
ヘアカラーは手軽に購入できるので、美容室よりも優先されがちです。
しかし、素人が自己流でカラーリングをすると頭皮や髪に悪影響を及ぼしてしまう可能性が高くなります。
髪の健康を気にするのであれば、美容室などでカラーリングしてもらうようにしましょう。
少々費用は高くなりますが、染髪後の仕上がりも綺麗になるので総合的にはメリットの方が大きいと言えます。
薄毛への影響を最小限にするヘアカラーの色や方法
ヘアカラーの間隔は2~3ヶ月にする
髪が伸びてくると染められていない地毛の部分が目立つので、1ヶ月に1回程度使用する方もいます。
しかし髪の健康を考えると、短期間で複数回カラーリングすることは得策ではありません。
カラーリングの回数を増やせば増やすほど髪や頭皮への影響は大きくなり、薄毛のリスクも高まります。
キューティクルが剥がれたり、髪を構成するたんぱく質が破壊されたりなど、髪が徐々に弱々しくなってしまうこともあります。
髪が伸びてきて地毛の部分が目立ってしまったとしても、薄毛になりたくないのであれば使用間隔は2~3ヶ月程度空けるようにしましょう。
頭皮に付着しないようにする
ヘアカラーの薬剤が頭皮に付着すると炎症や毛穴の詰まりを引き起こします。
頭皮環境が悪化すると炎症から脱毛症に発展したり、髪の成長が阻害されることにつながります。
そのため、ヘアカラーを使用する際は極力頭皮に付着しないようにすることが大切です。
もし頭皮に付着してしまった場合は、シャンプーなどでしっかりと薬剤を洗い流すようにしましょう。
カラーリングは美容室などで行う
ヘアカラーを用いて個人でカラーリングを行えば、美容室よりも大幅に安価で髪を染めることができます。
しかし、素人の自己流では薬剤が頭皮に付着してしまったり、髪を上手く染められないこともあります。
ヘアカラーによって薄毛にならないためには、費用が少々高めになったとしても美容室でプロの手を借りることも視野に入れましょう。
特に初心者が初めから自己流で行うのは危険です。
カラーリング後はしっかり洗い流す
ヘアカラーが頭皮に付着してしまった場合はもちろん、そうでなくてもカラーリング後はしっかりと薬剤を洗い流すようにしましょう。
カラーリング後の髪はダメージを受けやすくなっているので、刺激の少ないアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
また、リンスやコンディショナーなどで髪をコーティングすれば、髪の色も落ちにくくなります。
女性のヘアカラーが薄毛の原因になるケース
短期間でヘアカラーを複数回使用する
髪が伸びると地毛の部分が目立ってしまうため、人によっては1ヶ月に1回以上カラーリングをする方もいます。
しかし、短期間でのヘアカラーの使用はキューティクルが剥がれたり、髪を構成するたんぱく質が壊れる原因にもなります。
何度もカラーリングをしていると徐々に細く柔らかくなっていきます。
地毛が目立ってきたとしても、カラーリングの間隔は2~3ヶ月を空けるようにしましょう。
可能な限りカラーリングの頻度を下げることで、薄毛のリスクを下げることが可能です。
ヘアカラーが頭皮に付着する
間違った使用方法でヘアカラーを使用していると、薬剤が頭皮に付着してしまうことがあります。
ヘアカラーが頭皮に付着すると、薬剤成分が頭皮の肌荒れや炎症の原因となって薄毛につながる可能性があります。
また、ヘアカラー自体が毛穴に詰まってしまうこともあります。
頭皮環境は髪が健康に成長していくために重要な要素なので、ヘアカラーを使う時は正しい方法で頭皮に付着しないように行いましょう。
自己流でヘアカラーを行う
自己流でのカラーリングは薄毛のリスクを高めることになります。
特にカラーリング初心者の場合はヘアカラーが頭皮に付着しやすくなるので、使用方法には充分注意するようにしましょう。
正しい方法で行う自信がないのであれば、美容室でプロの手を借りることもおすすめです。
美容室は費用が高くなりがちですが、個人で行うよりも髪への影響はもちろん、カラーリング後の仕上がりも良くなります。
ヘアカラーによるアレルギー反応で薄毛になる
ヘアカラーの成分でアレルギー反応を引き起こし、頭皮の肌荒れや炎症が現れてしまう方もいます。
前述の通り、頭皮環境の悪化は髪の弱化や抜け毛増加の原因になります。
ヘアカラー使用後に頭皮が赤くなる、かゆみが出る等の症状があればアレルギー反応の可能性があります。
その場合はすぐに使用を中止し、皮膚科で医師の診断を受けるようにしましょう。
まとめ
ヘアカラーと薄毛の関係性について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- カラーリングは髪へのダメージが非常に大きく、髪の毛が弱る原因となる
- 使用間隔は2~3ヶ月程度空ける
- カラーリングは美容室などで行う
カラーリングはキューティクルを広げる行為を行うため、髪へのダメージが大きいです。
また、頭皮にカラーリング剤がついてしまった場合には、頭皮を傷めることになります。
できれば、2~3ヶ月の期間を空けて、美容院でカラーリングを行ってもらうようにしましょう。