スマホやパソコン、タブレットと眼精疲労に悩む人は多いと思います。
この眼精疲労が薄毛の原因になることもあるというのは知っていますか。
今回は、眼精疲労が原因で薄毛になる理由と対策について見ていきます。
眼精疲労が原因で薄毛になる理由
システインが不足している
眼精疲労は目に負担がかかるだけでなく、薄毛の原因にもなります。
髪の毛はケラチンと呼ばれるタンパク質の一種から作られています。
ケラチンを生成するためには、ビタミンB1やシステインが必要です。
長時間のデスクワークやパソコンで動画を見続けていると、眼球にかかった疲労を回復するためにこのL-システインが大量に消費されます。
その状態が長く続くと、髪の毛を作るために必要な栄養素が足りなくなり、髪が細くなったり抜け毛が増えたりします。
仕事の時間を短縮することは難しいので、眼球に潤いを与える目薬や、システインを多く含むサプリメントを利用すると良いでしょう。
血行が悪くなっている
目を酷使し続けていると、目の疲れや乾燥の他に肩こりや首の痛みが出ることがあります。
それらは筋肉が緊張していたり、血行が悪くなることに原因があります。
その状態が慢性化すると頭部は常に血行不良になってしまい、頭皮にも必要な栄養素や酸素が届けられず、薄毛の症状が出る場合もあるそうです。
目を良く使う仕事をしていたり、パソコンやスマホをずっと見ている人は目や頭皮の血行不良に注意しましょう。
30分に一度は首や肩を回して姿勢が固定されるのを防いだり、筋トレやマッサージを日常生活に取り入れるのもおすすめです。
忙しくて時間がない人は、手軽に使えるホットアイマスクを利用しても効果が得られます。
栄養補給が改善に有効
デスクワークが忙しくて、眼精疲労が溜まりやすい人は栄養補給が効果的です。
ビタミンB1やL-システインは、眼精疲労の改善や丈夫な髪の毛を作る作用があります。
他にも代謝の促進を促したり、美肌美白効果もある多機能成分です。
ビタミンCにはストレス解消作用があります。
また、コラーゲンを生成する栄養素です。
コラーゲンは髪の毛を太くしたり、頭皮を健康に保つ効果があります。
ですがコラーゲンをそのまま飲んでも体内でアミノ酸に分解されてしまうので、アミノ酸をコラーゲンに合成するビタミンCを摂取した方が良いでしょう。
タバコを吸うと体内のビタミンCが大量に消費されるので、喫煙者にもおすすめです。
眼精疲労による薄毛の予防、改善方法
眼精疲労によってビタミンやシステインが消費されてしまうと、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足する可能性があります。
眼精疲労による薄毛に悩まされている方は、次の予防、改善策を行うようにしましょう。
眼を疲れさせない
眼の疲れを回復させないことには、薄毛の危険は常にあります。
眼精疲労を防ぐには、まず目を使わない生活を心掛けることが大切です。
例えばパソコンやスマートフォンを常に見る生活を送っていると、眼精疲労になりやすいです。
最低でも1時間に1回、10分~15分程度の休息時間を取るようにしましょう。
また、ブルーライトは眼精疲労の大きな要因です。
ブルーライトをカットする製品はたくさんありますので、長時間ディスプレイを見る生活から抜けられない人は、これらの製品を使って目の疲れを減らすと良いです。
ビタミンの摂取を積極的に行う
眼精疲労は体内のビタミン消費量が多くなります。
頭皮の栄養素を不足させないためにも、ビタミンの摂取を積極的に行うようにしましょう。
ただし、ビタミンは1日に取り込める量が限られています。
摂りすぎるのではなく、あくまで必要量のビタミンを毎日継続して摂取することが大切です。
血行不良を改善する
眼の疲れや肩のこり、首の疲れなどは血行不良によって引き起こされます。
この血行不良は薄毛の原因にもなりますので、血行不良を改善することで眼精疲労と薄毛の両方を予防、改善することができます。
血行不良を改善するにはストレスの解消、睡眠不足の解消が必要です。
不規則な生活習慣を送っている人は眼精疲労にも薄毛にもなりやすい身体ですので、規則正しい生活を心掛けるようにしましょう。
また、即効性のある方法に蒸しタオルで眼を温める方法があります。
身体を温めることは血行を促進する効果があり、眼の疲れを解消するとともに薄毛の予防、解消にもつながります。
近年は眼に届く情報量が多く、眼の疲れに悩まされる人が多いです。
眼精疲労と薄毛には関わりがありますので、油断してはいけません。
まとめ
眼精疲労と薄毛の関係性について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 眼精疲労から髪の毛を作るために必要な栄養素が足りなくなり、薄毛が進む
- 目や頭皮の血行不良に注意
- ビタミンの摂取を積極的に行う
眼精疲労は薄毛に非常に影響があります。
サプリメントを利用してビタミンの摂取を行ったり、マッサージやストレッチで凝り固まった筋肉をほぐしたり、また休憩時間を挟むなど、目の疲れを取るために日常生活の中で気をつけていくことが大切です。