ノコギリヤシはAGAの治療に効果があり、副作用も少ないとして注目されています。
ここではノコギリヤシとは何か、得られる効果、効果的な摂取方法や注意したい副作用、おすすめサプリメントについて見ていきたいと思います。
薄毛対策にノコギリヤシを摂取することで期待される効果
ノコギリヤシは高いパワーの植物
薄毛対策で有名なノコギリヤシは、北米原産の植物です。
その名の通りヤシ科に属しておりギザギザとした鋭い葉が特徴です。
一見すると観葉植物のようなおしゃれな雰囲気なのですが、葉に触れると肌を傷つける可能性があるので注意が必要です。
アメリカ大陸の固有種として知られ、先住民族のインディアンの間では生薬として大変に重宝されていました。
元々男性の前立腺肥大などの治療に使われていましたがヨーロッパで研究された結果、AGA（男性型脱毛）の原因である5α-リダクターゼの分泌を抑えることが分かり、薄毛改善の治療に使われるようになりました。
ノコギリヤシの摂取で得られる効果
ハーブの一種であるノコギリヤシは、5α-リダクターゼ酵素を抑制してくれます。
男性ホルモンのテストステロンとこの5α-リダクターゼが結びつくことによって、DHT（ジヒドロテストロン）に変化します。
DHTが過剰分泌されると、毛根細胞に作用して発毛サイクルを乱すため薄毛の症状がでます。
DTHは元々男性が成長するためには欠かせない存在なのですが、過剰に発生すると頭髪の脱毛や前立腺異常などのリスクがあります。
ノコギリヤシを摂取してホルモンバランスを正常に戻すと、薄毛の改善や健康維持ができると注目の存在です。
効果的な摂取の仕方
薄毛対策に効果的なノコギリヤシですが、日本では自生しないため成分を摂取するためには加工した製品を購入する必要があります。
ノコギリヤシの有効成分を高濃度に取れるサプリメントが主流で、日本でも様々なメーカーから販売されています。
種類もノコギリヤシ成分単体の物から、亜鉛や各種ビタミンなど薄毛対策に良い成分が入った複合サプリまでバリエーション豊かです。
一般的にサプリメントは空腹時に飲むと胃を荒らす恐れがあるので、食後30分から1時間後に摂るのが安全かつ効果的です。
その他には、ノコギリヤシの葉部分を乾燥して丸めてハーブティーにした物などもあり、自分の目的や好みに合わせた選択が可能です。
ノコギリヤシの副作用と過剰摂取した時のリスク
少数ながら副作用報告あり
基本的にノコギリヤシは複数の研究結果により安全性が高い植物と認定されていますが、ごくまれに下記の症状が出る場合もあるようです。
嘔吐や吐き気
ノコギリヤシはホルモンバランスを整える成分が含まれているため、体調に悪影響を及ぼすケースも報告されています。
特に食前などの空腹時に飲むと、規定量を守っていてもこれらの症状が出る人もいます。
下痢や便秘
臓器はホルモンバランスの影響を強く受ける器官です。
そのためノコギリヤシのようにホルモンの分泌を整える食品を多く取ると、一時的に排泄のリズムが狂って下痢や便秘になるケースもあります。
それに加え抗血液凝固薬などの薬を処方されている人は、血行が良くなり過ぎて少しの怪我でも出血が多くなるおそれもあります。
過剰摂取は男性機能低下のリスクも
ノコギリヤシはDTH（ジヒドロテストロン）の生成を抑える効果があります。
その作用により薄毛対策や前立腺異常の改善が期待されます。
それに加えて安全性が高く、男性機能も向上すると人気の成分なのですが、過剰摂取による副作用も報告されています。
ノコギリヤシの摂取量は成人男性で1日320mgが目安とされています。
基準を超えた量を長期間摂取すると、勃起不全や性欲減退など男性機能が低下する場合があります。
ノコギリヤシはホルモンバランスに影響を及ぼすため、まれにこういった症状が出るようです。
女性の過剰摂取は特に注意
近年特に増加しているFAGA（女性の男性型脱毛）にも、ノコギリヤシは効果的です。
とはいえ副作用のリスクもごく少数ながら存在します。
過剰摂取による体調不良は、吐き気や排泄リズムの異常などがあります。
さらにホルモンバランスが通常時と大きく異なる時、特に妊娠から授乳期は摂取しない方がベターです。
出産後の脱毛症状の改善の為にノコギリヤシのサプリメントを用いる人もいますが、医師のアドバイスの元で判断すると良いでしょう。
更年期障害の症状が出ている時もホルモンバランスが崩れているため、自己判断で服用すると危険な場合があります。
薄毛対策で効率的にノコギリヤシを摂取する方法とサプリ
加工製品で選ぶ方法
ノコギリヤシは北米原産のヤシ科の植物です。
古来よりアメリカ大陸に住む原住民が、葉や実や油を生薬として使用していました。
現代に入ってもドイツの研究所が、ノコギリヤシの有用性を科学的に認定しています。
アメリカ固有の植物のため、日本では加工した製品を買う方法がメジャーです。
タブレット状に加工した物や、吸収しやすいカプセル状の物、葉を乾燥させたお茶などがあります。
市販のおすすめサプリメント
ノコギリヤシの成分を含んだサプリメントは、国内のメーカーから数多く発売されています。
DHC・ノコギリ椰子エキス
DHCのノコギリ椰子エキスは1日2粒の摂取が目安で、ノコギリヤシエキス340mgやセサミン、ビタミンEがバランス良く摂れます。
30日分で1,050円と試しやすい価格設定なので、初めてノコギリヤシサプリを購入する人にもおすすめです。
小林製薬のノコギリヤシサプリ
小林製薬はノコギリヤシのサプリを3種類販売しており、スタンダードな物は1日2粒で320mgのノコギリヤシエキスが含まれています。
30日分で1,404円で利用できます。
ノコギリヤシDXはノコギリヤシに加えて、かぼちゃ種子エキスとヒハツが配合されています。
30日分で2,052円で販売されています。
さらに通信販売限定でノコギリヤシEXも売られており、小林製薬独自配合成分の水利通快源がノコギリヤシエキスに加えられています。
30日分で2,700円で販売されており、お得な定期コースのご用意もあります。
ディアナチュラのノコギリヤシサプリメント
ディアナチュラのノコギリヤシサプリメントは、抗酸化作用のあるトマトリコピンも配合されています。
茶色いカプセルに液体状のエキスが含まれており、メーカーは1日2粒の摂取を推奨しています。
30日分で1,404円で薬局などで購入できます。
ファンケルのノコギリヤシ
ファンケルのノコギリヤシはかぼちゃ種子エキスとビタミンEが配合されており、薄毛対策や男性機能改善に有用です。
30日分1,520円の他に、お得な3ヶ月セットなども売っているので続けて利用したい人にも最適です。
大塚製薬ネイチャーズリソースのノコギリヤシ
大塚製薬ネイチャーズリソースのノコギリヤシは、アメリカで作られた製品です。
1粒にノコギリヤシエキスが160mg含まれており、1日2粒の摂取がメーカーにより推奨されています。
30日分で1,490円でサプリメント先進国の最新技術が試せます。
まとめ
薄毛対策とノコギリヤシについて見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ノコギリヤシは古くから生薬として重宝されてきた植物
- 5α-リダクターゼ酵素を抑制しAGA抑止に効果的
- 日本では自生しないため加工されたサプリなどで摂取する
男女問わず薄毛改善に効果的で、安全性が高いノコギリヤシですが、妊娠中や授乳中の女性は特に過剰摂取に注意するなど最低限の注意は必要です。
ノコギリヤシ単体のサプリメントや、ビタミンなどが配合されたサプリメントなどさまざまなものがあります。
症状に合わせて、自分に合ったノコギリヤシサプリメントを取り入れてみてください。
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