ヨーグルトは髪の毛の成長促進や、頭皮の環境を整える効果があります。
ここでは、ヨーグルトが薄毛に効果的な理由や、効果的な食べ方、注意点について見ていきたいと思います。
ヨーグルトが薄毛に効果的な理由
ヨーグルトはIGF-1を増加させる
ヨーグルトが薄毛に効果的と言われる理由に「IGF-1」の存在があります。IGF-1は髪の毛の成長を促進させる因子のことで、成長ホルモンによって体中の筋肉や骨などで生み出されるタンパク質です。
成長ホルモンが毛根に働きかけると毛乳頭細胞でIGF-1が多く作られ、発毛指令が出されます。すると髪の成長期が延び、逆に髪が抜け落ちる休止期が短縮されます。
ヘアサイクルが改善されるため、太くて健康的な髪の毛が生えてくるようになります。
ヨーグルトを食べると胃腸の知覚神経が刺激されるので、胃腸の周りでIGF-1が増えます。さらに体の各部分に伝達されて体中でIGF-1が増えます。
もちろんその中に毛根が含まれるため育毛や薄毛対策に効果的です。
ヨーグルトは腸内環境を良くする
一般にヨーグルトは腸内環境を改善して美容と健康に良い食べ物です。実は薄毛にも腸内環境は関わってきます。
例えば便秘が原因で腸内の悪玉菌が増えてしまうと、腸が栄養を吸収する力が落ちてしまいます。すると栄養が毛根にスムーズに運ばれなくなるため、抜け毛が増えたり髪が細くなったりします。
悪玉菌の増加は体内の毒素も増やします。その影響は血液にも作用して血流を悪化させますし、老化を促す活性酸素の増加も招いてしまいます。
体がこのような状態になると新陳代謝の低下から頭皮環境を悪化させる結果になります。頭皮環境の悪化は薄毛を促進させることにつながります。
ヨーグルトには腸内の善玉菌を増やす働きがあるので、このような悪循環を食い止めることができます。
効果的なヨーグルトの食べ方
ヨーグルトでIGF-1を効果的に増やしたり腸内環境を良くするためには、食べ方を工夫することが大切です。
毎日、食後に食べる
まずヨーグルトを食べたり食べなかったりすると、腸内できちんと働いてくれません。またヨーグルトを食べたからといって一気に腸内環境が変わるわけではありません。
腸内環境の改善には時間がかかります。そのため毎日食べることが必要です。
そして生きたままの乳酸菌を腸に届けるようにします。空腹時に食べてしまうと多くの胃酸が出てしまい腸に届く前に死んでしまいます。
ですから食後に食べることをおすすめします。毎日朝食後に食べるなど習慣をつけると忘れずに続けられます。
おすすめのヨーグルトのタイプは無糖
糖分が入っていても効果自体は変わりません。しかし食事で糖分を摂っている上にヨーグルトでも摂ってしまうと、糖分の過剰摂取になる可能性があります。
毎日食べるものですから、糖分の摂取量が増え続けるとメタボや肝臓の負担が増加するなどの悪影響が出てしまいます。
食べにくい場合ははちみつを入れたりフルーツをトッピングしたりすると食べやすくなります。
まとめ
ヨーグルトの薄毛への効果について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- ヨーグルトを食べることで、体内のIGF-1が増加し育毛効果がある
- ヨーグルトは腸内環境を改善し新陳代謝を促すため頭皮環境を良くする
- 効果的な食べ方は、毎日食べること、食後に食べること、無糖のものを選ぶこと
毎日コツコツ継続して食べることが大切です。
腸内環境の改善は薄毛対策だけでなく体調全般の改善に繋がります。ぜひ試して効果を実感してみてください。